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松本清張「鬼畜」と松竹映画「鬼畜」(1978) の断層 ー清張作品を人情ものにー
https://ohka.repo.nii.ac.jp/records/267
https://ohka.repo.nii.ac.jp/records/267c2e18180-6655-4b5b-a961-de5be678354a
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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松本清張「鬼畜」と松竹映画「鬼畜」(1978)の断層 ー清張作品を人情ものにー (3.0 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2021-04-01 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 松本清張「鬼畜」と松竹映画「鬼畜」(1978) の断層 ー清張作品を人情ものにー | |||||
言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Study of a Movie "Kichiku" (1978) ーFault of a novel and a movieー | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 野村芳太郎 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 緒形拳 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 岩下志麻 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 小川真由美 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 松竹 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 松本清張 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
鶴田, 武志
× 鶴田, 武志× TSURUTA, Takeshi |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 子殺しをテーマに高度経済成長期の男性の願望の顛末を描いた松本清張「鬼畜」は、その願望の裏側にある女性への一方的な甘えの構造を転倒させることで日常にある陥穽を炙り出す恐怖小説だった。 野村芳太郎は、そんな原作の非情な世界観を人間の弱さと恐ろしさ、そして父子の絆を描くヒューマニズム映画へと仕立てた。結果、映画「鬼畜」は、同じく親子愛の映画「砂の器」(1974)に連なる系譜として完成し、霧プロダクションへの決定打となった。 しかし、映画「鬼畜」には、正妻と愛人の対決と正妻の子どもらへの過酷な仕打ちという前半の衝撃と親子愛の結末とが巧く嚙み合わないという分裂を抱えていた。 この分裂は、「砂の器」に代表される人間主義と「八つ墓村」に代表されるセンセーショナルさ、相克するその二つが1970年代の野村に期待されるものだったからこそ起きたことである。そして、映画「鬼畜」に大衆が望んだのは、前半の過剰なまでのセンセーショナルさだった。大衆の欲求に敏感な野村の在り様は、自作の映画化にヒューマニズムを求めた清張との間にやがて大きな決裂を生む。映画「鬼畜」は、霧プロ設立前から二人の決裂を予見していた映画だったのである。 |
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書誌情報 |
名古屋短期大学研究紀要 en : BULLETIN OF NAGOYA COLLEGE 号 59, p. 55-79, 発行日 2021-03-15 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 名古屋短期大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0286-777X |